俺達オタク2000年代

オタク評論でご飯を食べています、あんまり美味しくない

ギャップ萌えの世界を歩くだけでいいなら

"ヤンデレ清楚"も"腹黒優男"も許せるけど"処女ビッチ"、お前だけは……

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最初のギャップ萌えはGGのディズィーでした。

見た目は大人、心は子供、東方のお空とかもそう

 

ギャップ萌えが溢れるオタク文化

その元を辿ればヤンキー猫にぶちあたると言ってもいい

※ヤンキー猫……怖いヤンキーが捨て猫を拾って「お前も独りなんだな……」って言う場面

 

ヤンキー猫で少年少女はギャップ萌えを知り、昼行燈キャラ(カカシ先生とか蒲原喜助みたいなやつ)で目覚めていく

 

しかし、オタクはあまりにもギャップを求めるあまり純粋なキャラを愛せなくなっていった

ギャルゲではメインヒロインよりもサブヒロインが好かれ、アイドルもの(男女問わず)ではセンターの正統派キャラの人気はそこそこになりがち

 

真っ直ぐなクールさとは、まごごろからの可愛さとは、裏表のない明るさとは。

 

ギャップ萌えの世界を歩いていくだけなら俺達は忘れていく

本来のキャラクター性のあり方を

本来あるべきそのモノに、真に宿っている性質を忘れ

いつしかその性質は消費の一側面になり

張り付くメッキになっていく

 

 

だからこそ必要なのだ

主人公を健気に想うヒロインが

誰にも奪われないセンターが

 

色褪せない芯を持つキャラクター達が

この世界を歩くには、必要だ。